◆ “巻き戻し(円売り戻し)”が優勢… - 135円半ばへ
前日に続き、先週末も「主要国の景気失速」を示唆する経済指標が発表されました。
この影響から「拙速な金融引き締めにブレーキ」との思惑が台頭し、株式が“大幅反発”する中、リスク選好に伴う“円売り”、そして主に対ユーロで“ドル売り”が進行しました。
こうしてドル円は“3日ぶりに反発”し、緩やかに“135.398円”へと値を戻していきました。
もっとも米10年債利回りの“再上昇(3.03%→3.14%)”も後押ししましたが、こちらにとっては“上値抑制”として機能する展開も想定されるところです。
このため“上値の重さ”は如何ともしがたく、ドル円に関しても“底を打った”と見るのは早計(未知数?)といわざるを得ないのが実状といえます。
◆ 「一旦ピークアウト」 VS 「日米金融当局の立ち位置の違い」
「金利差拡大」をテーマとした“円売り”は、「一旦ピークアウト」との見方が増えつつあるのは事実です。
このため目先に関しては、“上値の重さ”が継続する可能性が否めないところです。
一方で「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明ですので、“崩れる”といった展開も想定しづらいところです。
そうなると「方向感定まらず」は継続し、その時、その時の思惑次第で“上を下へと揺れ動く”になりやすい・・・?
◆ 適度な“揺れ動き”と見るのが妥当…?
“ドル主導”もしくは“円主導”のマーケットですので、「全くの膠着」にはならないとは考えます。
しかし「方向感定まらず」を想定すれば、本日に関しては“揺れ動き”はすれども“レンジ脱却”は難しいと考えたいところです。
つまり押すところがあれば“押し目買い”で、跳ねるところがあれば“利益確定売り”で対処と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:136.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:135.772(6/22~6/23の61.8%戻し、+1σ)
上値3:135.625(ピボット1stレジスタンス)
上値2:135.485(6/22~6/23の50%戻し)
上値1:135.398(6/24高値)
前営業日終値:135.218
下値1:135.000(大台)
下値2:134.877(6/24安値後の50%押し)
下値3:134.754(6/24安値後の61.8%押し)
下値4:134.583(ピボット1stサポート、6/24安値後の76.4%押し)
下値5:134.356(6/24安値)
《10:35》
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