◆ “リスク+金利”の両面から… - 円全面安
もう少し時間がかかると思ったが…。
「株高・資源高」を背景にした“リスク志向”と、「日米金利格差」を背景にした“金利志向”が、昨日は重なる格好となりました。
このため“ダブル”で後押しされる格好となったことで、昨日は“円全面安”がマーケットを席巻しました。
このため“6/15高値(135.576円)”を欧州タイムに突破したドル円は、“ストップロス”を絡めつつ、あれよあれよという間に“1998年10月以来の高値(136.704円)”へと駆け上がっていきました。
◆ 空白地帯を前に… - 一旦は“利益確定売り→下押し”と見るが…?
「米国勢不在」となる欧州タイムでの突破だったことを考えると、“仕掛け的な動き”と見るのが自然です。
しかしNYタイム入り後も“勢いが鈍らなかった”ことから、「米国勢も“円売り”で参戦」と見るのが妥当な状況でもあります。
“1998年10月以来の高値”であることを踏まえれば、目先は“実需絡み(ドル売り)”が先行する可能性が想定せざるを得ないところです。
また“利益確定売り”も、ある程度は当然入ると見ておくべきでしょう。
それでも“円売りに安心感”が台頭している以上、どこまで入るかは未知数といわざるを得ないところでもあります。
“98/9/28高値(136.900円)”“同9/24高値(137.220円)”が次なる上値メドと見られますが、突破すれば“同9/9高値(138.290円)”まで主だったメドが見当たらない空白地帯でもあります。
センチメントとしては“往き過ぎ”の域に到達しているだけに、一旦は“利益確定売り→下押し”が先行すると見ますが、「底は浅い」と想定しておくべきかもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:137.874(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:137.338(21/1/6~22/5/9-22/5/24の38.2%返し)
上値3:137.220(98/9/24高値、5/24~6/15-6/16の61.8%返し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:137.000(大台)
上値1:136.900(98/9/28高値、98/10/1高値)
前営業日終値:136.670
下値1:136.284(6/21安値後の23.6%押し)
下値2:136.025(6/21安値後の38.2%押し、大台)
下値3:135.815(6/21安値後の50%押し)
下値4:135.576(6/15高値《旧年初来高値》、6/21安値後の61.8%押し)
下値5:135.478(6/16~6/21の23.6%押し、ピボット1stサポート)
《10:10》
最新人気記事
-
本日の【株主優待】情報 (12日 発表分) 2019/03/12
-
来週の株式相場に向けて=年末・年始意識しレジャー・ゲーム関連株が優... 12/20 17:30
-
東京株式(大引け)=111円安と6日続落、方向感に欠け値を消す展開に 12/20 16:06
-
「ドローン」が25位にランクイン、テラドローン上場などで改めて関心... 12/20 12:21
-
「2024年のIPO」が12位、きょうキオクシア上場<注目テーマ> 12/18 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 12:30
-
今日 11:30
-
今日 11:30
-
今日 10:30