◆ 「米大幅利上げ」も「知ったら終い」… - “133円半ば”へ急反落
注目のFOMCでは「0.75%利上げ」が決定されましたが、昨日記したように、ほぼ完全に“織り込み済”でした。
このため“1994年11月以降最大”の利上げ幅であるにもかかわらず、それに沿った反応は“一瞬”で終わりました。
その後は「知ったら終い」よろしく“ポジション調整”が進行し、米10年債利回りが“急低下(3.44%→3.27%)”する中、ドル円も“133.503円”へと急落するに至っています。
◆ もっともファンダメンタルズは何ら変わらない…
もっとも昨日の反応は「一旦の材料出尽くし」を背景にしたものであり、「トレンド転換」との見方はほとんどありません。
そうした中で昨日発表された「金利見通し(ドットチャート)」では、“年内4回で計1.75%”が示唆されました。
つまり裏を返せば“年後半は0.25%幅”へ鈍化するシナリオが描けることになりますので、「センチメント改善」が期待できる状況ともいえます。
明日にはもう一つのビッグイベント、「日銀金融政策決定会合」も予定されています。
そして「金融引き締め」への示唆が行われたり、少なくとも「利回り上限の引き上げ」等が匂わされたりしない限りは、「日米金利格差」は如何ともしがたいと見るのが妥当です。
昨日の急落にて、偏った“ドル買い”も一旦は整理されました。
明日の日銀会合に向けて「いい押し目が入った」と見ながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:135.116(ピボット1stレジスタンス)
上値4:134.936(6/15NYタイム高値、大台)
上値3:134.784(6/15高値後の61.8%戻し)
上値2:134.540(6/15高値後の50%戻し)
上値1:134.295(6/15高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:133.850
下値1:133.503(6/15安値)
下値2:133.362(6/10安値、+1σ)
下値3:133.178(6/9安値)
下値4:133.003(日足・一目均衡表転換線、大台、ピボット1stサポート)
下値5:132.575(6/8安値、6/2~6/15の50%押し)
《10:10》
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