ここのところ日本株も底堅さが出てきました。
インフレによる景気悪化を不安視していた状況から景気に対して楽観的な見方が強まったことで、米国株が持ち直したことが要因なのですが、6月はそれ以外にも株価が上がりやすいイベントがあります。
そんな株価が反応する6月の注目イベントは・・・
【ボーナス支給】です。公務員、会社員のみなさんの多くは6月にボーナスが支給されるのではないでしょうか。ボーナスが支給されると、ここのところ株式市場でやられた個人投資家の資金が
「よっしゃ!もう一回勝負するか!」と株式市場に流れ込んできます。
ですので、6月(特に後半)は需給的にも株が買われやすくなるのです。また、6月のボーナス支給を見込んで、銀行や証券会社もキャンペーンを打ち金融商品の販売に力を入れてきます。そういった資金も株式市場に流れ込んでくるため、6月は1年のなかでも株価が上がりやすい月なのです。
最近はコロナの影響もありボーナスが出ない会社も増えていますが、全体で見ると今年も6月は株式市場に資金がある程度流れ込んでくるのではないかと期待しています。
また5月第4週の投資主体者別売買動向が発表され、海外投資家が前週2050億円の売り越しから2556億円の買い越しに転じています。これをみると直近の日本株は海外投資家の買いによって上昇しているのですが、ここのところ売り越している個人も買い越しに転じると、日本株ももう一段上昇があるかもしれません。
ようやく日本株も底打ち、反転の兆しが見えてきています。そろそろ上昇相場対策も考えておいたほうがよいかもしれませんね。
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