◆ “円売り+ユーロ買い”→“クロス円上昇”…
「米利上げペース鈍化」が見込まれる中、昨日は「株高の連鎖」が進行しました。
この影響にて“リスク選好→円売り”が目立つ中、もう一つ、昨日は「欧7月利上げ観測」を背景にした“ユーロ買い”も進行しました。
このためクロス円主導で“円売り”がより目立つ格好となり、“127.822円”へと上値を伸ばしたドル円は、本日東京タイムに入って“128.324円”へと駆け上がりました。
◆ 「日米金利格差拡大」再燃が見込まれるが…?
『0.50%利上げを当面の間継続する可能性』
『0.50%を上回る利上げとなる可能性』
『バランスシート縮小は0.25%利上げの1.5~2.5回分の効果が期待できる』
ウォラーFRB理事は上記発言は、「日米金利格差拡大」の再燃が想定されるところです。
事実、冒頭で記した“128.324円”へ駆け上がった原動力は、この「日米金利格差拡大」と見られるところです。
◆ ただ“一朝一夕”では払拭されない - 米・中景気減速懸念
一方で直近のドル円下落を促してきたのは、「米中の景気減速懸念」です。
ただこの懸念は“一朝一夕”で払拭される要因とはいい難く、しかも“(経済指標を)一つ一つ確認する”というフローを伴うものでもあります。
そう考えると、ここからの“さらなる上値追い”に関しては未知数といわざるを得ないところがあります。
特に今週は「主要な経済指標」が目白押しのスケジュール感ですので、「それらを確認してから…」と見るのがやはり妥当ということになります。
「次なる方向性」が見えてきた可能性は残りますが、目先に関しては“少々往き過ぎ”、少なくとも“上値は限定的”と見ながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:128.466(5/17~5/24の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:128.302(5/20高値、5/9~5/24の38.2%戻し)
上値3:128.074(5/24高値、5/17~5/24の50%戻し)
上値2:127.995(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:127.822(5/30高値)
前営業日終値:127.601(日足・一目均衡表転換線)
下値1:127.458(-1σ)
下値2:127.248(5/27~5/30の50%押し)
下値3:127.112(5/27~5/30の61.8%押し)
下値4:127.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:126.860(5/30安値、50日移動平均線)
《10:30》
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