◆ “ストップロス”を絡めながら… - 一時“126円前半”
そう甘くはなかった…。
昨日は「様子見ムード(動きが鈍い)」を想定したものの、ドル円は大きく値を落としました。
「弱い米経済指標(サービス業PMIが53.5に低下/新築住宅販売件数は前月比△16.6%)」を背景に、“リスク回避姿勢”が先行したからです。
この影響にてNYダウは一時“△500ドル超”、米10年債利回りも“4/27以来(2.71%)”へと低下する中、ドル円は“126.355円”まで売り込まれています。
もっともディフェンシブ株を中心に“押し目買い”が入ったことから、前者は“プラス圏(+48ドル)”に浮上しています。
また後者も“下げ幅を縮めて(→2.77%)”おり、これに引っ張られる形でドル円も“下げ渋って(終値は126.855円)”昨日の取引を終えています。
◆ ただ本日も「イベント」が控えるだけに…?
こうして“上値の重さ”は意識されているものの、“実需/利益確定”の買い需要が下値を支えているのが実状といえます。
このため“拙速的な下値トライ”は手控えられやすく、昨日の下落にしても“ストップロス”を絡めたと考えるのが自然な状況でもあります。
そうなると“もう一段の下値追い”は手控えられる可能性は高く、そして昨日の動きからは“巻き戻し”が進行してもおかしくないことになります。
冒頭で記したように、昨日は“大きな値幅(128.074円→126.355円→126.855円)”を伴った揺れ動きとなりました。
このため“見誤った”ばかりということになりますが、ただ本日も「FOMC議事要旨」が控えています。
“巻き戻し”の可能性は考えつつも、引き続き本日も“様子見ムード(動きが鈍い)”と想定して臨みたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:127.914(-1σ)
上値4:127.834(ピボット1stレジスタンス)
上値3:127.660(5/17~5/24の38.2%戻し、5/24高値後の76.4%戻し)
上値2:127.417(5/24高値後の61.8%戻し)
上値1:127.215(5/24高値後の50%戻し)
前営業日終値:126.855
下値1:126.698(-2σ)
下値2:126.355(5/24安値)
下値3:126.238(4/18安値、50日移動平均線、3/31~4/28の50%押し)
下値4:127.344(ピボット1stサポート)
下値5:126.000(大台)
《10:50》
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