<注目銘柄>=東洋炭素、半導体用好調で中計前倒し達成か
東洋炭素<5310.T>が5月12日の年初来安値2688円を底に反発に転じている。
5月16日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が15億200万円(前年同期比49.8%増)と大幅増益で着地した。コア事業である特殊黒鉛製品の半導体用シリコンウエハー向け需要を軸に、複合材のSiCコーティング製品なども好調に推移。また、工業炉用や放電加工電極など冶金用全般も堅調に推移した。会社側では22年12月期業績予想を営業利益70億円(前期比23.5%増)で据え置いているが、為替動向次第では上方修正の可能性は十分にあろう。
同社は26年12月期に営業利益110億円を目指す中期経営計画を策定しているが、半導体用を牽引役とした足もとの業績好調により1年前倒しで数値目標が達成される可能性は高い。22年12月期営業利益76億円、23年12月期同94億円を見込む調査機関もあり、成長力に比べてバリュエーションで割安な時価水準は見直し余地が大きかろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
5月16日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が15億200万円(前年同期比49.8%増)と大幅増益で着地した。コア事業である特殊黒鉛製品の半導体用シリコンウエハー向け需要を軸に、複合材のSiCコーティング製品なども好調に推移。また、工業炉用や放電加工電極など冶金用全般も堅調に推移した。会社側では22年12月期業績予想を営業利益70億円(前期比23.5%増)で据え置いているが、為替動向次第では上方修正の可能性は十分にあろう。
同社は26年12月期に営業利益110億円を目指す中期経営計画を策定しているが、半導体用を牽引役とした足もとの業績好調により1年前倒しで数値目標が達成される可能性は高い。22年12月期営業利益76億円、23年12月期同94億円を見込む調査機関もあり、成長力に比べてバリュエーションで割安な時価水準は見直し余地が大きかろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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