ドル円は先週の安値圏でもみ合い、中間選挙に向け積極的な米利上げはバイデン政権の打撃に=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/05/24 11:49
 東京外為市場でドル円は128.08円付近まで水準を切り上げたが、動意は限定的。今月前半で上昇基調が一巡した後は調整局面が継続しており、足元では先週の安値
圏でもみ合いが続いている。
   
 昨日、アトランタ連銀総裁のボスティック総裁は、6、7月の0.50%の利上げ後に利上げを一時停止することは理にかなうと述べた。他の米金融当局者と比較すると引き締めに消極的だが、インフレが家計や企業を圧迫し、さらに金利負担が拡大することは米中間選挙の行方も左右することから、一辺倒な米利上げ観測はやや後退しているようだ。
  
 ユーロ円は136円前半、ポンド円は160円半ばで軟調。昨日の上昇が一巡し、ユーロ円は136.22円付近、ポンド円は160.31円付近まで一時押し戻され
た。
  
 NZドル円は82円前半で調整含み。明日、NZ中銀は政策金利を2.00%まで一段と引き上げると見られているが、NZドル買いは限定的。

MINKABU PRESS

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)