◆ さらに“突っ込んだ”が…? - 127円ライン
“2.77%”まで突っ込むとは…。
“拙速な金融引き締め→米景気悪化”との思惑が蒸し返される中、「株安の連鎖」は続いています。
一方で昨日は米経済指標は軒並み“悪化”し、「FRBは早めに利上げ幅を引き下げる(0.50%→0.25%)」との見方も強まりました。
リスク/金利の双方から“巻き戻し”の圧力が強まり、ドル円は“127.034円”へとさらに値を落としました。
「欧7月利上げ」の可能性が高まったことも、“ユーロ買い→ドル売り”として一役買ったと見られるところです。
◆ 引き続き“押し目買い”で対処したい局面…?
もっとも「日米金融当局の立ち位置の違い」は、何ら変わっておりません。
今朝方発表された本邦CPIにしても“大きな伸び(+0.8%→+2.1%)”こそ見せたものの、それで「緩和策を変更」するほどのインパクトは見られていないからです。
そうなると、あくまでも“巻き戻し”と見るのがやはり妥当ということになります。
もちろん想定された利上げペースが下回るようなことがあれば、“巻き戻し”とはいえども“もう一段の下落”につながる可能性はゼロではありません。
それでも本日は週末であり、直近の動きに対する“ポジション調整”が入りやすいのも事実です。
想定より“突っ込んだ”格好ではありますが、引き続き“押し目買い”にて対処したい局面と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:128.625(日足・一目均衡表基準線)
上値4:128.408(5/17~5/19の50%戻し)
上値3:128.215(5/19高値後の61.8%戻し、-1σ)
上値2:128.086(5/17~5/19の38.2%戻し)
上値1:127.992(5/19高値後の50%戻し、大台)
前営業日終値:127.823
下値1:127.634(5/19安値後の38.2%押し)
下値2:127.522(5/19安値後の50%押し)
下値3:127.409(5/19安値後の61.8%押し)
下値4:127.034(5/19安値、大台、-2σ)
下値5:126.923(4/27安値、ピボット1stサポート)
《10:45》
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