◆ 上値を拡大したものの…? - 膠着変わらず
「中国・ロックダウン解除」への思惑が台頭したこともあり、昨日は“リスク回避姿勢”がさらに緩みました。
このため“巻き戻し”が進み、昨日記した“上値メド(129.30-40円)”を突破したドル円は、“129.771円”まで上値を伸ばす場面が見られました。
一方でパウエルFRB議長は昨日、『インフレ後退まで利上げを継続』『必要があれば、中立金利を超えても利上げを躊躇しない』と発言しています。
この影響にて米10年債利回りは“2.99%”へと上昇したものの、「拙速的な金融引き締め」には懸念がつきまとい、“上げ渋り”を見せながら昨日の取引を終えています。
◆ 本日は「米10年債利回り」がポイントに…?
こうして前記“想定ライン”を突破したものの、「方向感が定まらず」は続いていると見るのが妥当な状況は続いています。
本日の米経済指標は“昨日より落ちる”と見られるだけに、材料視されるかは微妙といわざるを得ないところでもあります。
そうなると本日のポイントは、「米10年債利回りの行方」になるかもしれません。
11日以来となる“3%回復”を見せれば、改めて「日米金利格差」が意識されておかしくありません。
一方で“乗せ切れない”ともなれば、「ポジション調整継続」「次なる材料待ち」となってもおかしくない分水嶺…。
◆ “一段切り上がった”が…!? - オーダー状況
オーダー状況を見ると、昨日より一段切り上がり、“129.20-00円”には「ドルの押し目買い」が、一方で“129.70-90円”には「ドルの戻り売り」が、それぞれ待ち構えていると聞き及びます。
この“129.00-129.90円”を軸とするのが、本日のメインシナリオといえるかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:130.057(5/12高値、大台)
上値4:129.877(5/9~5/12の61.8%戻し)
上値3:129.771(5/17高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:129.540(5/17高値後の戻り高値)
上値1:129.424(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:129.359(20日移動平均線)
下値1:129.071(5/17NYタイム安値《5/17高値後の押し目》、大台)
下値2:128.793(5/17安値、ピボット1stサポート)
下値3:128.672(5/16安値、5/12~5/17の50%押し)
下値4:128.369(5/12~5/17の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:128.293(5/13安値、-1σ)
《10:38》
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