◆ 膠着 - “129円”を挟んで…
米・中の経済指標が悪化したこともあり、昨日は「世界経済の減速懸念」が台頭しました。
この影響から安全資産とされる米国債へと資金が流入し、“利回り低下→ドル売り”が先行しました。
一方で米ドライブシーズン入りを控えて原油価格も上昇しており、“リスク回避姿勢”へと傾斜するには至っておりません。
このため先週末にかけて進行した“円買い”に対して、“巻き戻し”も継続しています。
こうしてドル円は“綱引き状態”となっており、方向感が定まらない中、“129円ライン”を挟んだ膠着に終始しているのが現状といえます。
◆ “様子見ムード”が台頭しやすい…?
本日は「米小売売上高/鉱工業生産」が予定されており、また「パウエルFRB議長講演」も控えていますので、“様子見ムード”が台頭しやすいと見るのが自然です。
このため「方向感が定まらず」が継続する可能性が高く、その意味では“動かない”と見るのが妥当ともいえます。
ただ“128.70-60円”には「ドルの押し目買い/損失確定のドル売り」が、一方で“129.30-40円”には「ドルの戻り売り/損失確定のドル買い」が、それぞれ背中合わせで設定されているとも聞き及びます。
この“128.60-129.40円”をレンジとした“揺れ動き”を想定しつつ、抜けた方には“付いていく”という戦略が、本日に関しては合致するかもしれませんね。
もっとも「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたいだけに、割り込んだとしても“短命”と見ておく必要がありそうですが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:130.057(5/12高値、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:129.877(5/9~5/12の61.8%戻し)
上値3:129.630(5/16高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:129.424(日足・一目均衡表転換線)
上値1:129.303(20日移動平均線)
前営業日終値:129.105
下値1:129.000(大台)
下値2:128.799(5/16欧州タイム安値《5/16安値後の押し目》)
下値3:128.672(5/16安値、ピボット1stサポート)
下値4:128.567(5/12~5/16の50%押し)
下値5:128.293(5/13安値、5/12~5/16の61.8%押し、-1σ)
《10:40》
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=逆張り個人の半導体全力買いは奏功するか 07/22 17:00
-
「建設機械」がランキング17位、トランプ氏再選期待で再評価機運高ま... 07/22 12:20
-
来週の株式相場に向けて=「トランプ効果」で夏相場に潮目の変化は起こるか 07/19 17:31
-
東京株式(大引け)=464円安、半導体関連売られ大幅安で4日続落 07/22 15:49
-
「ペロブスカイト太陽電池」が18位にランク、東京都が開発事業者に対... 07/18 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 10:21
-
-
今日 10:16
-