アジア株 上海株は小動き、景気減速懸念高まる一方で上海ロックダウン緩和期待の買いも

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/05/16 11:35
アジア株 上海株は小動き、景気減速懸念高まる一方で上海ロックダウン緩和期待の買いも

東京時間11:18現在
香港ハンセン指数   19942.97(+44.20 +0.22%)
中国上海総合指数  3077.60(-6.69 -0.18%)
台湾加権指数     15960.88(+128.34 +0.81%)
韓国総合株価指数  2599.00(-5.24 -0.20%)
豪ASX200指数    7098.60(+23.49 +0.33%)

アジア株はまちまち。前週末の米株上昇が好感されている一方で中国の景気減速が懸念されている。

上海株は前営業日終値付近で推移。
感染者数が減少していることから、上海当局は16日からショッピングモールやスーパーマーケット、百貨店など一部事業の営業を段階的に再開すると発表した。上海市の15日の新規感染者数は938人と3月23日以降で初めて1000人を下回った。隔離エリア外感染が2日連続でゼロとなった。中国当局は3日連続で市中感染ゼロとなった場合にロッダウンを緩和するとしている。
一方、景気減速懸念は高まっている。きょう発表された中国4月の鉱工業生産は前年比-2.9%となり、小売売上高は-11.1%となったほか、失業率は6.1%と2020年2月以来の高水準にまで悪化。不動産投資も-2.7%となった。
中国人民銀行は16日、1年物MLF金利を2.85%に据え置いた。一部では引き下げを見込んでいたもようで、やや失望感が広がっている。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)