◆ センチメントは改善… - “129円半ば”へ反発
先週末はユーロおよびポンドが、対ドルで“年初来安値”をさらに更新しました。
一方で週末要因もあり、「株安の連鎖」もストップしています。
このため“ドル買い(戻し)”が目立つ格好となり、前日に“127.503円”へと売り込まれたドル円は“129.451円”へと値を戻しました。
一方で「米インフレ・ピークアウト観測」も根強く、「米10年債利回り」が“戻し切れていない(→2.94%)”という事実があります。
このため“129円台”では上値の重さを強いられており、“さらなる上値追い”にはつながっていないのが実状となります。
◆ “ドル買い+円売り”が変わることはないと見るが…?
こうして「センチメント」は改善しつつある中、「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明といえます。
このため“ドル買い+円売り”は変わることはないと見られますが、一方で先週の「米インフレ指標」を経ても、前記「米インフレ・ピークアウト観測」が確認できたわけではありません。
このため“判断先送り”とせざるを得ず、今週の「米小売売上高」を含めて「米経済指標を一つ一つ確認」というフローに移行すると見るのが自然ということになります。
“底堅い”展開が想定されるだけに、基本的には“押し目買い”で臨みたいところです。
しかしあくまでも“押し目買い”であり、“追随買い”は現時点では控えておくのが無難と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:130.169(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:130.057(5/12高値、大台)
上値3:129.877(5/9~5/12の61.8%戻し)
上値2:129.728(ピボット1stレジスタンス)
上値1:129.451(5/13高値、5/9~5/12の50%戻し水準、日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:129.288(20日移動平均線)
下値1:129.000(大台)
下値2:128.570(ピボット1stサポート)
下値3:128.707(5/12~5/13の38.2%押し)
下値4:128.477(5/12~5/13の50%押し)
下値5:128.293(5/13安値、5/12~5/13の61.8%押し)
《10:40》
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