◆ “ドル買い”先行も、“ユーロ買い戻し”に押さえられる
米雇用統計は“概ね好内容(非農業部門雇用者数:+42.8万人/失業率:3.6%/平均時給:+5.5%)”となり、ドルは“巻き戻し”が先行しました。
『次回会合で“0.75%利上げ”は検討していない』という発言にてFOMC後に“128.644円”まで押し下げられたドル円は、すぐさま“130.806円”まで値を戻しています。
一方で先週末は『中銀預金金利の年内引き上げが妥当』というビルロワドガロー仏中銀総裁発言もあり、ユーロにも“巻き戻し”が発生しました。
このため対ユーロでは“ドル売り”が進行する格好となり、ドル円の上値を押さえる形で先週末の取引を終えています。
◆ “直近高値”を上回らない限り…?
「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたいだけに、金利面では“ドル買い”+“円売り”が促されやすいのは否めないところです。
一方で「FOMC後の調整」を経て“ドル買い”が促されているものの、“直近高値(4/28:131.261円)”を突破できていないのは事実です。
このため「“ドル買い”への基調回帰」とはまだいいがたいところがあり、引き続き「米経済指標次第」と考えるのが妥当ということになります。
そうなると今週の注目「米CPI(11日)」を見るまでは、やはり“動きづらい”と見るのが自然…?
金利面を考えれば、“崩れる”は想定しづらいところです。
それでも目先は“押さえられる”を基本としながら、戦略を練るべき局面といえるかもしれません。
少なくとも“付いていく”は手控えながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:131.621(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:131.300(02/4/17高値、4/28高値)
上値3:131.214(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:130.945(4/29高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:130.806(5/6高値)
前営業日終値:130.601
下値1:130.296(5/4~5/6の23.6%押し)
下値2:130.165(+1σ、ピボット1stサポート)
下値3:130.092(5/6安値)
下値4:129.980(5/4~5/6の38.2%押し、大台)
下値5:129.725(5/4~5/6の50%押し、ピボット2ndサポート)
《10:50》
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