ユビテック、非開示だった今期最終は赤字縮小へ

配信元:株探
投稿:2022/05/06 16:00
 ユビテック <6662> [東証S] が5月6日大引け後(16:00)に決算を発表。22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結最終損益は1億4500万円の赤字(前年同期は2億7500万円の赤字)に赤字幅が縮小した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が1億9300万円の赤字(前期は4億4900万円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しを示した。

 会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-6月期(4Q)の連結最終損益は4800万円の赤字(前年同期は1億7400万円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結最終損益は5300万円の赤字(前年同期は600万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-11.8%→-12.7%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022年6月期の連結業績予想につきましては、当社グループを取り巻く事業環境の変化や新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、合理的な算定を行うことが困難な状況であったことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や業績動向等に基づき、業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。売上高につきましては、カーシェア車載機の受注が増加していることに加え、安全見守りサービス「Work Mate」につきましても積極的な広告宣伝活動や販促効果が寄与し、受注件数は増加傾向にある一方で、紙幣鑑別センサモジュールのキャッシュレス化による影響、テレマティクス車載機の出荷停止による影響及び子会社のユビテックソリューションズにおける既存の開発案件の規模縮小による影響を受け、売上高は前期と比べ6%程度の減収となる見通しです。営業利益及び経常利益につきましては、売上高の減少による影響に加え、原材料価格の高騰や広告宣伝費等の販管費の増加により、損失幅は前期より拡大する見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益は固定資産の減損損失及びテレマティクス車載機製品の自主回収に伴う費用が前期と比較して減少する予定であることから、損失幅は縮小する見通しです。〔注〕以上の業績予想は、現時点で入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算定しており、リスクや不確定要素の変動及び経済情勢等の変化により、実際の業績と本開示内容における見通しとは異なる可能性があります。
配信元: 株探

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