◆ 一旦は反発したが… - 127円割れ
“128.202円”へと値を戻す場面こそ見られたものの、最終的には“下値模索”でした。
「中国の新たなロックダウン」をテーマとした“リスク回避姿勢”が、昨日もマーケットを席巻したからです。
この影響から“米株式は急反落(→△809ドル)”し、債券買いから“米10年債利回りも低下(→2.72%)”しています。
しかし“ドル買い”は後退することなく、逆に主に対ユーロで継続しました。
一方で“リスク回避→円買い”が、久しぶりに見られました。
このためドル円は“綱引き(ドル買い⇔円買い)”となっていますが、ポジション調整的な動きもあり、“後者(円買い)”が上回りました。
こうしてドル円には“下方圧力”がかかる格好となり、本日早朝には“126.923円”まで値を落としています。
◆ それでも“大きな流れ”は変わらない…? - あくまでもポジション調整
こうして見方を誤った直後ということになりますが、明日には「日銀会合」を控えるスケジュール感になります。
このため当該水準からの“さらなる下値追い”に関しては、些か“微妙”といわざるを得ないのが実状となります。
なぜなら「日米金融当局の立ち位置の違い」は鮮明であり、特に日銀は「連続指値オペ(27-28日)」も発表していますので、『(今回の)政策変更はない』とのメッセージを発したとの見方も少なくありません。
そうなると“127円割れ”となったこともあり、“一旦の下値達成感”が意識されても不思議ではありません。
昨日記した「足元のテーマが移行した」という印象が当たってしまった格好ですが、大元にあるのは「日米金融当局の立ち位置の違い」です。
そしてこれに“大きな変化”が加わらない以上は、“ポジション調整”の域を出ないと見るのが自然です。
神経質な展開はまだ続くと見られますが、引き続き“下値は限定的”と考えて、押す局面あらば“買い拾い”にて対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:128.208(4/26高値、4/22~4/26の50%戻し)
上値4:128.000(大台)
上値3:127.933(4/22~4/26の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:127.855(+1σ)
上値1:127.625(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:127.239
下値1:127.025(4/26安値)
下値2:126.963(4/19安値、大台)
下値3:126.735(4/14~4/20の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:126.308(ピボット2ndサポート)
下値5:126.238(4/18安値、3/31~4/20の38.2%押し)
《11:05》
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