<動意株・21日>(大引け)=日電子、LIXIL、東光高岳など
日本電子<6951.T>=急速人気化。同社の株価は年初から大きく売り込まれる展開で、今月18日には5450円の年初来安値をつけていたが、目先売り物が枯れリバウンド狙いの資金が流入している。市場では「前日にオランダの半導体製造装置大手でリソグラフィー(露光装置)に強みを持つASMLホールディング<ASML>の1~3月期決算が発表されたが、売上高、一株利益ともに市場予想を上回ったほか、同社のCEOが来年に向けても強気の見通しを示したことが材料視されている。特に次世代のEUV露光技術を活用した装置に関連して高い商品シェアを誇るレーザーテック<6920.T>や日電子はASMLの関連有力株に位置づけられ、物色人気が増幅されている」(中堅証券ストラテジスト)という。日電子は電子ビームで回路パターンを描写する電子ビーム描画装置を手掛けており、EUV露光装置向けでも潜在需要が大きいとみられている。
LIXIL<5938.T>=動兆しきり。3連騰で一時5%を超える上昇をみせ、底値離脱の動きを明示している。水回りなど住宅設備の最大手で製品の付加価値化などが寄与して22年3月期は業績急拡大が予想されている。営業利益は780億円予想と前の期比倍増以上の伸びが見込まれる。原料価格の上昇は懸念されるものの、同社は20日に、戸建て住宅用屋根材の価格を7月1日から引き上げることを発表しており、株価の刺激材料となっている。建材価格の上昇を価格転嫁で吸収することで、収益面へのデメリットが回避されるとの見方が買いを引き寄せている。
東光高岳<6617.T>=大幅高で年初来高値更新。20日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が900億円から920億円(前の期比0.1%増)へ、営業利益が33億円から46億円(同36.0%増)へ、純利益が20億円から32億円(同2.3倍)へ上振れ、減益予想から一転して営業増益で着地したようだと発表したことが好感されている。半導体や電子部品の調達遅延やこれに伴うスマートメーター取り替え工事への影響が一部解消されたことに加えて、小型変圧器などの売り上げが増えたことが寄与した。
マイネット<3928.T>=一時ストップ高。20日の取引終了後、Web3領域における初のサービスとしてNFT販売を開始すると発表しており、これを材料視した買いが急速に流入している。販売第1弾として、自社IPである「ファルキューレの紋章」に登場するキャラクターの限定イラストを販売するという。同社は4月にWeb3戦略室を立ち上げており、Web3領域での積極的なビジネス展開を図っていく方針を示している。
花王<4452.T>=3連騰。ここにきて機関投資家とみられる継続的な買いが入り、上値指向を強めている。円安進行によるハイテクセクターへの買いに一服感が出るなか、好業績のディフェンシブストックに資金をシフトする動きがみられ、同社もその流れに乗っている。前日取引終了後には資産運用会社のブラックロック・ジャパンは、同社株の保有比率を高めたことを発表、共同保有の形で従来の6.25%から7.27%に引き上げており、直接的にはこれが株価を刺激した。業績も足もと回復基調で22年12月期業績は営業利益段階で1600億円と前期比2ケタ伸長を見込んでおり、買い安心感があることも株価上昇を後押している。
サイバーステップ<3810.T>=ストップ高。同社はオンラインゲーム大手で格闘ゲームやクレーンゲームなどで強みを発揮している。前日にオンラインクレーンゲーム「ネットキャッチャー ネッチ」を運営するネッチの全株式を取得し子会社化することを発表、取得額については非開示だが、この買収を契機に業容拡大への期待が高まるとみた買いを呼び込んでいる。株価は前日に商いを急増させストップ高に買われる人気となっていた。きょうも買収発表を受け、上値を見込んだ投機資金の攻勢が継続している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
LIXIL<5938.T>=動兆しきり。3連騰で一時5%を超える上昇をみせ、底値離脱の動きを明示している。水回りなど住宅設備の最大手で製品の付加価値化などが寄与して22年3月期は業績急拡大が予想されている。営業利益は780億円予想と前の期比倍増以上の伸びが見込まれる。原料価格の上昇は懸念されるものの、同社は20日に、戸建て住宅用屋根材の価格を7月1日から引き上げることを発表しており、株価の刺激材料となっている。建材価格の上昇を価格転嫁で吸収することで、収益面へのデメリットが回避されるとの見方が買いを引き寄せている。
東光高岳<6617.T>=大幅高で年初来高値更新。20日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が900億円から920億円(前の期比0.1%増)へ、営業利益が33億円から46億円(同36.0%増)へ、純利益が20億円から32億円(同2.3倍)へ上振れ、減益予想から一転して営業増益で着地したようだと発表したことが好感されている。半導体や電子部品の調達遅延やこれに伴うスマートメーター取り替え工事への影響が一部解消されたことに加えて、小型変圧器などの売り上げが増えたことが寄与した。
マイネット<3928.T>=一時ストップ高。20日の取引終了後、Web3領域における初のサービスとしてNFT販売を開始すると発表しており、これを材料視した買いが急速に流入している。販売第1弾として、自社IPである「ファルキューレの紋章」に登場するキャラクターの限定イラストを販売するという。同社は4月にWeb3戦略室を立ち上げており、Web3領域での積極的なビジネス展開を図っていく方針を示している。
花王<4452.T>=3連騰。ここにきて機関投資家とみられる継続的な買いが入り、上値指向を強めている。円安進行によるハイテクセクターへの買いに一服感が出るなか、好業績のディフェンシブストックに資金をシフトする動きがみられ、同社もその流れに乗っている。前日取引終了後には資産運用会社のブラックロック・ジャパンは、同社株の保有比率を高めたことを発表、共同保有の形で従来の6.25%から7.27%に引き上げており、直接的にはこれが株価を刺激した。業績も足もと回復基調で22年12月期業績は営業利益段階で1600億円と前期比2ケタ伸長を見込んでおり、買い安心感があることも株価上昇を後押している。
サイバーステップ<3810.T>=ストップ高。同社はオンラインゲーム大手で格闘ゲームやクレーンゲームなどで強みを発揮している。前日にオンラインクレーンゲーム「ネットキャッチャー ネッチ」を運営するネッチの全株式を取得し子会社化することを発表、取得額については非開示だが、この買収を契機に業容拡大への期待が高まるとみた買いを呼び込んでいる。株価は前日に商いを急増させストップ高に買われる人気となっていた。きょうも買収発表を受け、上値を見込んだ投機資金の攻勢が継続している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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