◆ さらにさらに“上値追い”… - 129円到達
止まらない…。
「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたく、ドル円はさらに上昇しています。
昨日も『年内に中立金利への利上げが必要』との発言が、エバンス・シカゴ連銀総裁から飛び出しました。
“最もハト派”とされる方の一人ですので、金利面での“ドル買い”は進行しています。
一方で『急速な変動は望ましくない』と鈴木財務相が円安をけん制しましたが、こちらは想定した通りの“効果なし”でしたので、“円売り”は継続しています。
こうして昨日オセアニアタイムに“127円台”に乗せたドル円は、東京タイム中盤には早くも“128円台”を突破し、そして本日オセアニアタイムに“129円台”へと到達しています。
◆ “130円”への意識は高まっているが…?
いくら「空白地帯(126-127円)」といっても、ここまで「(テクニカル的な)往き過ぎ」が無視されるとは思ってもいませんでした。
ただ明確に“突破”したという事実を踏まえれば、“130円”は意識せざるを得ないというのが実状かもしれません。
それでも本日は「G20財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン)」が予定され、「日米財務相会合」も計画されているというスケジュール感になります。
あくまで思惑上の話ですが、少しでも「急激な為替変動に警戒感」といった認識が高まるようなことがあれば、“円買い戻し”につながってもおかしくありません。
そしてそういう可能性(リスク)を考えれば、少なくとも“円売り”が緩む可能性は十分です。
“円売り”は留まるところをしらず、“130円”への意識も高まっていますが、本日に関しては“一服”を想定したいところです。
もちろん、あくまでも「調整の範囲内」を想定しつつ、「流れに逆らう」を自覚しながらになりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:130.000(大台)
上値4:129.690(02/4/25高値)
上値3:129.586(ピボット1stレジスタンス)
上値2:129.080(02/5/9高値)
上値1:128.970(4/19高値、大台)
前営業日終値:128.891(+2σ)
下値1:128.504(4/19NYタイム中盤の押し目)
下値2:128.067(4/19NYタイム安値、4/14~4/19の23.6%押し、大台)
下値3:127.781(4/19欧州タイム安値)
下値4:127.579(ピボット1stサポート)
下値5:127.487(4/14~4/19の38.2%押し)
《10:10》
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