東邦ＨＤ、前期経常を49％上方修正

　東邦ホールディングス <8129> [東証Ｐ] が4月18日昼(12:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の119億円→177億円(前の期は102億円)に48.7％上方修正し、増益率が15.7％増→72.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の70.9億円→128億円(前年同期は60.6億円)に81.7％増額し、増益率が17.1％増→2.1倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年3月期の連結業績は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響が回復基調にあることに加え、下記の要因により想定を上回って推移いたしました。1 TBCダイナベースの本格稼働による、取り扱い製品の拡大や、少人数でのオペレーションとノー検品やセンター直送便をはじめとするローコストで効率的な配送体制が寄与2 顧客支援システムが順調に拡大し、当社グループの利益の底上げに大きく寄与3 当社グループの物流機能ならびに価格管理体制を製薬メーカー様から評価いただいたことにより、スペシャリティ医薬品等の製品の取り扱いが拡大4 治療薬、検査試薬・キット等の新型コロナウイルス関連製品の売上が大きく伸長5 政策保有株式の計画的縮減を推進し、当連結会計年度において14銘柄の全株式と1銘柄の株式の一部を売却したため、約27億円の投資有価証券売却益が発生以上のことから、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、1株当たり当期純利益のいずれも前回公表予想を大きく上回る見込みであります。この状況を踏まえ、2021年8月6日に公表いたしました 2022年3月期の通期連結業績予想を修正いたします。（注）上記の連結業績予想については、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。