◆ さらに“上値追い”… - 126円後半
「イースター休暇(グッドフライデー)」ということもあり、先週末は極端に“流動性が低下”しました。
このため“全くの動意薄”といった展開も想定されましたが、そんなことはお構いなしとばかりに“ドル買い+円売り”は進行しました。
特に「円安けん制発言(鈴木財務相)」も効果はなく、東京タイム終盤には“02/5/17以来(126.677円)”へと駆け上がっています。
さすがにそこから先は“流動性低下”から上値は押さえられましたが、それでも“高止まり”といった商状のまま、先週末の取引を終えています。
◆ 「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたいが…?
「インフレ抑制」「早期の金融政策正常化」がFRB関係者から相次ぐ中、黒田日銀総裁は「強力な金融緩和を粘り強く継続」とのスタンスが改めて示されています。
この「日米金融当局の立ち位置の違い」は如何ともしがたく、「口先介入」くらいで効くような代物ではありません。
このため冒頭で記した“ドル買い+円売り”には安心感が漂っており、なかなか止まりづらいのが実状といえます。
◆ 流動性乏しく、そしてオーダー状況も…!?
もっとも本日はまだ「イースター休暇(イースターマンデー)」ということで、ロンドン市場をはじめとする主要市場は引き続き休場となります。
NY市場はオープンしますが、“開店休業”状態となる可能性は否めない・・・?
オーダー状況を見ると、“126.80-127.00円”にはかなりの規模のドル売りオーダーが待ち構えていると聞き及びます。
“流動性低下”の特徴は「些細な要因で急変動」するか?、それとも「全くの動意薄」となるか?のいずれかになりやすいとされています。
“ドル買い+円売り”安心感が漂いやすい状況ではありますが、本日に関しては“膠着(様子見)”と見るのが妥当かもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:127.378(+2σ)
上値4:127.134(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:127.000(大台)
上値2:126.761(ピボット1stレジスタンス)
上値1:126.677(4/15高値)
前営業日終値:126.389
下値1:126.297(4/15高値後の押し目)
下値2:126.070(4/14~4/15の38.2%押し、大台)
下値3:125.932(ピボット1stサポート)
下値4:125.848(4/15安値、4/14~4/15の50%押し)
下値5:125.694(4/14~4/15の61.8%押し)
《10:55》
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