タカノ、前期経常を92％上方修正、配当も2円増額

　タカノ <7885> [東証Ｓ] が4月15日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の6億円→11.5億円(前の期は1.4億円)に91.7％上方修正し、増益率が4.1倍→7.8倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.8億円→9.3億円(前年同期は6.7億円)に2.4倍増額し、一転して38.6％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円→16円(前の期は8円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結業績予想につきましては、主に住生活関連機器事業において、個室空間製品およびオフィス用椅子の販売が対計画比で増加したこと等により、売上高が前回発表予想を上回る見通しであります。利益面では、販売増加にともなう粗利益増加に加え、合理化の推進を継続的に実施したこと等により、前回発表予想を上回る見通しであります。個別業績予想においても同様の理由により、前回発表予想を上回る見通しであります。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合がありますことをご承知おきください。

　当社は、2021 年７月１日をもちまして創業80 周年を迎えました。これもひとえに株主のみなさまをはじめ、関係各位の長年にわたるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主のみなさまに感謝の意を表するため、2022 年３月期の配当において、１株当たり２円の「創業80 周年記念配当」を実施させていただきます。これにより、2022 年３月期の１株当たり期末配当金は、普通配当予想14 円に記念配当の２円を加えた合計16 円となる予定であります。