文教堂GHD、今期経常を77%下方修正

配信元:株探
投稿:2022/04/12 15:30
 文教堂グループホールディングス <9978> [東証S] が4月12日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年8月期の連結経常利益を従来予想の3億円→7000万円(前期は3億8200万円)に76.7%下方修正し、減益率が21.5%減→81.7%減に拡大する見通しとなった。
 同時に、9-2月期(上期)の連結経常利益も従来予想の1億5000万円→2800万円(前年同期は2億2600万円)に81.3%下方修正し、減益率が33.6%減→87.6%減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 第 2 四半期(累計)(2021 年 9 月 1 日~2022 年 2 月 28 日) 売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染状況に落ち着きがみられ、行動制限も徐々に緩和されたことから消費行動が外出再開へ向かい、巣ごもり需要が沈静化し、出版流通業界におきましては前年比売上が大きくマイナスとなりました。また、札幌市を中心に記録的な大雪の影響もあり、予想を下回りました。 営業利益につきましては、事業構造の改革による店舗の効率運営、人材再配置等の実現により販売費及び一般管理費はおおむね計画通りとなりましたが、売上高の減少により売上総利益が減少し、予想を下回りました。 また、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う店舗の休業及び営業時間短縮により自治体からの協力金収入を営業外収益として計上いたしましたが、上記の要因があったことから予想を下回りました。 通期(2021 年 9 月 1 日~2022 年 8 月 31 日) 通期の売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響は不透明ではありますが、出版流通業界におきましては、依然として市場の縮小が続いていることに加え、巣ごもり需要が沈静化したことによる反動減もあり、書籍・雑誌等の売上の減少傾向は当面の間続くもの想定しております。 このような状況の中、当社グループの書店事業につきましても、出版流通業界における売上減少傾向の影響は避けられず、書籍・雑誌等の売上は低調に推移するものと見込んでおりますが、比較的好調を維持している児童書及び学習参考書の品揃えの強化、棚卸資産の評価の見直しによる商品評価損を計上していた商品の一部を安価での売却を進め、売上及び利益を確保してまいります。 また、教育プラットフォーム事業の一環として 2022 年 1 月に開校した「プログラミング教室HALLO 文教堂溝ノ口校」では順調に生徒数を獲得しており、2022 年 5 月には 2 校目となる「プログラミング教室 HALLO 文教堂 R412 校」、2022 年 8 月にも 3 校目の開校を予定しております。 一方で、2022 年 2 月 28 日に株主名簿が確定し、2021 年 8 月 31 日現在の株主数と比較して約 1万人の株主様が増加(約 150%の増加)したことにより、株式事務代行手数料が増加する見込みであります。 上記の要因に加え、当第 2 四半期の修正により通期も修正となる見込みであります。 (注)上記の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって上記予想値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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