黒田日銀総裁 物価の先行き、当面はプラス幅がはっきりと拡大と予想される

黒田日銀総裁　物価の先行き、当面はプラス幅がはっきりと拡大と予想される

黒田日銀総裁が、日銀支店長会議で挨拶
日本景気、新型コロナウイルス感染症の影響などから一部に弱めの動きもみられるが、基調としては持ち直している。
先行きは、感染症によるサービス消費への下押し圧力や供給制約の影響が和らぐもとで、外需の増加や緩和的な金融環境、政府の経済対策の効果にも支えられて、資源価格上昇の影響を受けつつも回復していくとみられる。
日本の物価、先行きは、当面、エネルギー価格が大幅に上昇し、原材料コスト上昇の価格転嫁も進むもとで、携帯電話通信料下落の影響も剥落し、プラス幅をはっきりと拡大すると予想。
基調的な物価上昇圧力は高まっていく。
リスク要因、引き続き変異株を含む感染症の動向、また、ウクライナ情勢
金融システムは、全体として安定性を維持。金融環境は、全体として緩和した状態。
金融政策。当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる。
政策金利については、現在の長短金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定。