4月前半の株式市場が終了しました。
過去の傾向でみると、4月の前半は機関投資家のポートフォリオ変更の影響や、期末に売却した株式の買戻しなどによって株価が上がりやすい傾向が強いのですが、今年に関しては株価は下落しており、弱い展開となりました。
次の相場のテーマとして注目されるのが4月下旬から本格化する決算発表です。
特に今年に関しては、金融引き締めの影響やロシア・ウクライナ情勢の影響、円安など、経済環境が大きく変化しており、企業の決算発表は特に注意が必要です。特に大企業に関しては次の決算発表時に公表される今期(2023年3月期)の業績予想がかなり保守的な数字になる可能性があります。
その結果、業績予想があまり良くないことが嫌気され【失望売り】が出てくる可能性が高いでしょう。
また、今年のゴールデンウィークは、暦が良く、大型連休になりやすいです。そのため、ゴールデンウィーク期間中のリスクを回避するために、連休前に売り圧力が強まる可能性が高そうです。
このように考えると、次週から4月下旬にかけては、決算発表前の売りや連休前の売りなど、売り圧力が強まってくる可能性がありそうです。次週以降、日本株、ちょっと波乱の展開になるかもしれません。しっかりと気を引き締めてのぞみましょう。
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