◆ “巻き戻し”継続 - 一時“121円前半”
やはり「期替わり(スポット取引)」が効いた…?
“実需絡みのドル買い”が一服する中、期末/月末に絡んだ“ポジション解消ニーズ”が先行しました。
このため幅広い通貨に対して“ドル売り”が進行し、主要通貨に対して“ドルが最弱通貨”となる中で、ドル円は“121.311円”へと値を落としました。
一方で「日米金融当局の立ち位置の違い」は根強く、“崩れる”には至っておりません。
ただし昨日発表されたADP雇用統計は“ほぼ予想通り(+45.5万人)”であり、特に材料視はされることはありませんでした。
このため『逆イールドは警戒すべき兆候(ジョージ・カンザスシティ連銀総裁)』『5月0.50%利上げを否定せず(バーキン・リッチモンド連銀総裁)』との発言に対する反応も鈍く、「日米金利格差」がメインテーマになることもありませんでした。
こうして“下値の堅さ”は目立つものの、“上値の重さ”も引きずっており、“緩やかな買い戻し”に留まっているのが実状といえます。
◆ ただ“日柄”は消化“シグナル”もすでに消灯…!?
「ウクライナ情勢」を巡る危機感は一巡した印象があります。
一方で本日は「日銀指値オペの最終日」に当たり、米インフレ動向を測る上で注目される「米PCEコア・デフレータ」も控えています。
このため目先は“動きづらい”が先行したとしても、次第に「日米金利格差」が再テーマ化する可能性は十分…?
昨日までの下落にて、“上昇往き過ぎシグナル”もすでに消灯した格好になります。
“攪乱的な動き”はまだ入るでしょうが、いよいよ“上値の重さ”よりも“下値の堅さ”を意識すべき局面へと、移行したと見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:123.204(3/30高値)
上値4:123.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:122.752(3/28~3/30の38.2%戻し)
上値2:122.201(3/28~3/30の23.6%戻し)
上値1:122.000(大台、日足・一目均衡表転換線、+1σ)
前営業日終値:121.818
下値1:121.516(3/30安値後の押し目)
下値2:121.311(3/30安値)
下値3:121.174(3/25安値)
下値4:120.951(3/24安値、3/17~3/28の61.8%押し、ピボット1stサポート、大台)
下値5:120.591(3/23安値)
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