ユーグレナは反発、カイコ利用による組み換えスパイクタンパク質の大量生産に成功

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/03/23 10:21
 ユーグレナ<2931.T>は反発。同社は22日取引終了後、カイコを利用した発現システム「カイコ・バキュロウイルス発現システム」を用いて、新型コロナウイルス感染に重要な役割を果たす組み換えスパイクタンパク質の大量生産に成功したと発表した。また、組み換えスパイクタンパク質を抗原として接種することによるワクチン効果を高める物質としてアラムアジュバントを一緒に接種することにより、効率的な防御免疫の誘導を示す研究結果も確認したとしている。

 九州大学発のベンチャー企業であるKAICO(福岡市西区)、九州大学農学研究院・薬学研究院、鹿児島大学農学部、長崎大学熱帯医学研究所の研究グループと共同で進めている研究であり、この結果は早期実用化が望まれる国産ワクチン開発の加速化とワクチン生産の効率化・安全性向上に向け、非常に有効なアプローチになるものとして期待されるという。研究結果は、スイスの学術誌「Frontiers in immunology オンライン版」に掲載されたとしている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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