◆ FOMCは“タカ派寄り”… - 119円回復
「停戦協議」への期待から“リスク回避→円買い”が緩む中、注目のFOMCでは「0.25%利上げ」が決定されました。
さらに金利見通しでは「年内6回利上げ」が示唆されるなど、総じて“タカ派寄り”となりました。
この影響から米10年債利回りは一時“2.24%”へと上昇するなど“金利選好→ドル買い”が後を押しており、ドル円は“119.118円”へと駆け上がりました。
一方でパウエルFRB議長は、『インフレは2%に回帰する』との見解を示しています。
このため“ネガティブ”との反応は限定されており、米株式は“軒並み反発”を見せています。
さらに“織り込み済”であることは否めないだけに、そこから“さらなる上値追い”にはつながらず、幾分ながらも“値を落として”、昨日の取引を終えています。
◆ 「主だったチャート上の節目」は存在しないが…? - 119円台
まだ「BOE金融政策委員会」「日銀金融政策決定会合」が残っていますので、「金利格差」がテーマとして残存する可能性は残っています。
しかしFOMCを終えて、「(一旦の)材料出尽くし」「知ったら終い」への思惑が見え隠れしているのもまた事実です。
オーダー状況を見ると、昨日記した“118.40-60円”のドル売りオーダーは突破したものの、またぞろ“119.00-30円”にはドル売りオーダーが待ち構えているとも聞き及びます。
“119円台”には「主だったチャート上の節目」が存在しませんので、“さらなる上値追い”への期待は膨らもうかといったところかもしれませんが、やはり“高値追い”には慎重姿勢で臨みたいところです。
もっとも“崩れる”といった展開についても、現時点では否定せざるを得ないところですが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:119.647(21/11/30~22/1/4-22/1/24の161.8%返し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:119.453(2/10~2/24の261.8%戻し)
上値3:119.198(ピボット1stレジスタンス)
上値2:119.118(3/16高値)
上値1:119.000(大台)
前営業日終値:118.758(+2σ)
下値1:118.576(3/15~3/16の38.2%押し)
下値2:118.408(3/15~3/16の50%押し)
下値3:118.240(3/15~3/16の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:118.173(3/16安値)
下値5:118.000(大台、3/4~3/16の23.6%押し)
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