ただ、大きな節目に接近中…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2022/03/15 11:42

◆ さらに上昇 - 118円回復


「ウクライナ情勢」が膠着している中、「日米金利格差」はテーマであり続けています。
このため“ドル買い+円売り”はしっかり維持されおり、到頭、ドル円は“118円”を回復する動きを見せています。

◆ それでも“織り込み済”なのも事実


FOMCは「米0.25%利上げ」が既成事実であるのに対して、日銀会合は「現状維持(据え置き)」以外は選択肢がないというのが実状です。
さらに“ネックライン(1/4高値:116.346円)”を突破したことで、「テクニカルの後押し」がかかりやすいのも事実といえます。
ただしこれらは“織り込み済”であるだけに、どこまで継続するかは微妙…?

◆ 一旦は“利益確定売り”…?


大きな節目となるのは、昨日も記した“17/1/3高値(118.593円)”です。
「往き付くところまで往ってしまう」という展開になっており、“さらなる上値追い”への期待も大きいものがありますが、当該ラインでは一旦“利益確定売り”と見るのが妥当かもしれません。
もっとも抜け切ってしまえば、“さらなる大台(120円)”へとさらに加速してもおかしくありませんが…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:119.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:118.818(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:118.658(16/12/15高値)
上値2:118.593(17/1/3高値)
上値1:118.504(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:118.191
下値1:118.000(大台)
下値2:117.705(+2σ)
下値3:117.587(ピボット1stサポート)
下値4:117.372(3/4~3/14の23.6%押し)
下値5:117.297(3/14安値)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想