萩原工業、今期経常を一転19%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/03/07 15:00
 萩原工業 <7856> が3月7日大引け後(15:00)に決算を発表。22年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比48.1%減の3.5億円に落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の25.4億円→19.2億円(前期は23.7億円)に24.4%下方修正し、一転して19.1%減益見通しとなった。
 同時に、11-4月期(上期)の同利益を従来予想の11.1億円→8.4億円(前年同期は13.3億円)に24.3%下方修正し、減益率が16.6%減→36.9%減に拡大する見通しとなった。

 直近3ヵ月の実績である11-1月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の10.3%→4.5%に急低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  新型コロナウイルス感染拡大の継続による行動制限の影響、海上運賃の高騰及び主要原材料であるプラスチック原料等の大幅な高騰により、期首の予想以上に収益を圧迫する状況が続いていることが連結及び個別業績予想修正の主たる理由であります。 以下、当社セグメント別の業績予想の前提を説明いたします。[合成樹脂加工製品事業] 今後の業績推移見込みにつきましては、当連結累計期間における売上予想の達成は可能と予想しておりますが、営業利益は当初予想に対し4億6百万円の減少としております。これは、海上運賃の見直し及びプラスチック原料価格の算定根拠となるナフサ価格の見通しを大幅に見直したことによるものです。 業績改善への対策として、コスト上昇分の製品価格への転嫁を強力に進めるとともに、各種コストダウン策の実行や生産及び販売体制の見直しに着手いたします。[機械製品事業] 今後の業績推移見込みにつきましては、第2四半期連結累計期間における売上予想の達成は可能と予想しておりますが、第3四半期以降におきましては、部品調達の遅延、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限等による生産面や検収面での遅れ、鋼材等の原材料コストの高騰等により、営業利益予想に対し2億14百万円の減少としております。 機械製品の受注残高は順調に増加しており、業績改善への対策としてサプライチェーンの再構築や徹底した感染症対策といった外的要因への対策を進めることで機会ロスの最小化に取り組んでまいります。  上記の予想は、現時点で得られた情報に基づいて算定したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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