<4215> タキロンシーアイ
四季報より 業種:化学。
【特色】プラスチック加工大手でIT向け樹脂板首位。樹脂系建材でも高シェア。シーアイ化成と合併
【増益幅縮小】半導体業界向け高機能プレート絶好調。が、後半に原料高加速。営業増益幅縮小。ただ会社計画はなお保守的。減損、事業整理損ない。増配幅拡大期待。23年3月期も半導体向け高機能プレート堅調だが原料高続き営業益横ばい圏止まり。
【プライム】流通株式比率は21年6月末時点で30・0%。保ち合い解消でプライム基準適合目指す。脱炭素に向け専門部署新設。
2022年2月4日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-6.0%の80.00億円、経常利益-6.9%の82.00億円と小幅な減収・減益の見通し。
2016年7月8日の439円を安値の基点とし、2017年11月14日の852円を高値の基点とする、中期の三角保ち合いの中の動きとなっています。この中で2020年3月13日の466円で当面の底打ちとなり、700円台まで上昇してもみあい、2021年3月16日の739円を高値とする下降トレンド(A)の中で、12月1日に515円まで下げて反発しかかっているところです。三角保ち合いの煮詰まりの最終段階にあり、目先の上値は600円目標というところです。
三角保ち合いの中の最終段階で2021年3月16日の739円からの下降トレンド(A)の中で、安値をつけて反発しており、600円目標に期待となります。安値圏にあり高配当ですのでリスクは少ないということになります。
<4634> 東洋インキSCホールディングス
四季報より 業種:化学。
【特色】印刷インキ国内首位だが低採算。液晶パネル用顔料、樹脂、フィルムが収益源。医療分野にも進出
【増 益】UVインキ好調、レジストインキ、接着剤などに数量効果。原材料高想定以上。22年12月期は包装用インキの回復続く。リチウムイオン電池材料、EV関連のカーボン分散体など高付加価値品増える。
【設備投資】23年までの3年で400億円投下。包装用は中国、トルコ、インドで新工場、電池材料のハンガリー工場は22年稼働。一方、国内印刷インキは4期連続減損か。
2022年2月14日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益+11.5%の1450.00億円、経常利益-2.9%の150.00億円と小幅な増収・減益の見通し。
2018年1月9日の3480円(併合前696円)、5月11日の3530円(併合前706円)を2点天井とする下降トレンド(A)の中で、2019年8月13日に1994円の安値をつけて、11月8日に2808円まで上昇し、もみあって12月13日に2779円の高値をつけたところで、その後、コロナ相場に突入し急落となり、2020年3月17日に1580円で底打ちとなりました。この底打ちから3月30日に2230円まで反発し、おおよそ1800~2200円のレンジの中の上下動となっています。
<6928> エノモト
四季報より 業種:電気機器。
【特色】半導体・LED用リードフレーム、コネクター用部品大手。微細加工の精密プレス金型に強み
【連続最高益】主力のコネクターは車載がエアバッグ用など復調、スマホ向け伸びる。期末にかけ受注の調整局面懸念も最高益連続更新。増配幅拡大。23年3月期はコネクターが車載・スマホ向け底堅い。増益続く。
【津軽工場】増築部分は年明け稼働、ウェアラブル端末等の生産能力増強。燃料電池車向け電池部品は25年にテスト開始。EV拡大見据えフィリピン工場での受注強化。
2022年2月4日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+28.0%の20.00億円、経常利益+31.3%の20.50億円と3期連続の増収・増益の見通し。
2019年6月4日の700円を安値に、上昇局面で12月24日に1539円の高値をつけ、その後のコロナ相場での急落局面で2020年3月13日に692円で底打ちとなり、上昇トレンド(A)に転換しました。この上昇トレンド(A)の中で、5月12日に1086円まで自律反発したあと、もみあって8月3日に930円まで押し目を入れ、ここから急上昇となって2021年4月9日に2380円の年初来高値更新となりました。ここをピークに8月23日に1480円まで下げて反発し、10月29日に2035円の戻り高値をつけて、12月21日に1631円まで下げ、今年の1月17日に1908円まで戻したあと上昇トレンド(A)を下に切る下放れとなって、2月24日に1373円まで下げています。戻り高値をつけたあとの下放れだけに全体相場の動きによっては下値を探る展開の可能性もあります。
2021年4月9日の2380円をピークとする下げで、8月23日に1480円と1/2押し(1536円)を下回って反発し、10月29日に2035円まで戻して再下落となり、今年の1月17日に1908円まで戻して2番天井となり、上昇トレンド(A)を下放れし、2月24日の1373円と8月23日に安値1480円も下に切りました。2段下げの形ですので戻り売りの形となります。目先は1800円水準が戻り売りのゾーンとなり、さらに大きく下げれば買い戻しの目安となるところです。
<5563> 新日本電工
四季報より 業種:鉄鋼。
【特色】日本製鉄系、鉄鋼向け合金鉄最大手。南アにマンガン鉱山権益、機能材、環境、電力事業を育成
【伸 長】合金鉄は粗鋼回復で出荷好転、市況上昇。電池材料は自動車回復で出直る。営業増益。増配。22年12月期は合金鉄需要堅調、工場集約化で収益底堅い。電子部品材料は旺盛な需要に設備増強。増益続く。
【合金鉄】21年末に合金鉄の生産を競争力ある徳島工場に集約化し、コスト低減強める。顧客との取引見直し進め、市況変動の影響が少ない仕組み開始、収益安定化図る。
2022年2月8日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益はデータなし、経常利益+16.4%の80.00億円と増益の見通し。
2018年1月15日の528円を高値とし、ここから3月26日に306円まで下げて、4月24日に376円まで反発し、下降トレンド(A)へ移行しました。この下降トレンド(A)の中で、2020年3月13日の108円でコロナ相場での底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ転換しました。その後、7月31日の142円を2点底にして角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、この中で2021年5月10日に410円の年初来高値をつけ、反落となって上昇トレンド(C)を切りました。しかし、7月20日の284円と今年の1月28日の272円を2点底に2月10日に385円まで反発し調整入りとなっています。
現時点では、上値を徐々に低くする三尊天井となっていますので、1月28日の272円を切ると一段安となりますので、そのチャンスを待ってみるのもいいかもしれません。
<9068> 丸全昭和運輸
四季報より 業種:陸運業。
【特色】京浜発祥の総合物流企業、3PLや工場移転も得意。顧客に昭和電工、旭ファイバー、ライオン等
【やや増額】運送が日用雑貨軸に増勢、構内物流も化成品向け堅調。国際物流は物量回復。間接業務削減等で採算向上、燃料費増こなす。前号より営業益やや増額。創立90年配。23年3月期も3PL案件が順調増。
【DX】DX推進室新設、大口顧客向け軸に物流システム拡充。運行データ活用も推進、業種別の共同配送で新規開拓目指す。化成品向け3PLは大口顧客軸に受注増。
2022年2月9日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+6.6%の105.00億円、経常利益+4.9%の110.00億円と9期連続の増収・増益の見通し。
2019年7月4日の3535円の高値からの下げで、10月4日に2801円まで下げて1月7日に3260円まで上昇したあと、コロナ相場に入り急落となって3月13日に1795円で底打ちとなりました。ここからの自律反発後、そのまま上昇が続き9月29日に3760円まで上昇して当面の高値をつけました。ここから三角保ち合いの動きとなってもみあい、2021年8月20日の3215円の安値から上放れとなり、9月17日に3890円と前年来高値更新となりました。ここをピークに調整入りとなりました。
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