◆ 一旦は“巻き戻し”先行 - “115円後半”へ上昇
『ロシア-ウクライナ間で停戦協議』との報道をキッカケに、リスク回避姿勢は一旦緩みました。
「紛争長期化は回避」との思惑から欧米株式は“大幅高”、そして進行してきた“リスク回避→円買い”は巻き戻されました。
こうして“115.760円”へと上値を伸ばしたドル円は、そのまま“高値圏”を維持して先週末の取引を終えています。
◆ しかし“長くは続かず” - 一時“115.0円台”へ反落
一方で『ロシア、核戦力を特別態勢に移行』との報道は、センチメントを“リスク回避姿勢”へと再傾斜させつつあります。
この影響から週初オープニングは“ユーロ売り”が目立っており、オセアニアタイムにはドル円も“115.10円割れ”へと値を落とす場面が見られました。
東京タイム移行時には“115円半ば”へ押し戻されていますので、過度に懸念する必要はないと考えられますが、ちょっと気になるところです。
もちろん「停戦協議」に関しては“予断許さず”というのが実状ですので、過度な期待も禁物と見るのが妥当…?
◆ まだ決め手に欠く中…?
オーダー状況を見ると、“115.60-70円”に分厚いドル売りオーダーが散見されており、これが上値を押さえています。
一方で“115.10-00円”にはドル買いオーダーがびっしりと並んでいると聞き及びますので、これを割り込むのは容易ではありません。
ウクライナ情勢を睨みつつも、ヘッドライン次第で“上を下へと揺れ動く”といった展開を、週が明けても想定すべきなのかもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.171(2/11高値)
上値4:116.093(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:116.000(大台、+2σ)
上値2:115.872(2/15高値)
上値1:115.785(2/16高値、2/25高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:115.530
下値1:115.247(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:115.146(2/25安値)
下値3:115.083(2/24~2/25の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値4:115.000(大台、50日移動平均線)
下値5:114.902(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、2/24~2/25の61.8%押し)
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