◆ “巻き戻し”炸裂 - 114円半ば→115円半ば
『ロシア、ウクライナに侵攻』との報が東京タイムに流れたことで、マーケットは“リスク回避→円買い”がさらに目立ちました。
この影響から“114.405円”へと一時下落する場面を見せたドル円でしたが、昨日記した“ドル買い”も同時進行していました。
こうして“下値の堅さ”を維持したまま、その後は“利益確定の買い戻し”も優勢となり、一転して“115.691円”へと駆け上がり、昨日の取引を終えています。
◆ “下値の堅さ”は顕著だが、“上値の重さ”も相変わらず…?
こうして“崩れる”には至らないとは想定していたものの、“それ以上の反発”を見せました。
“開戦→買い戻し優勢”とのアノマリーが炸裂した格好といえますが、それでも「ウクライナを巡る不確実さ・不透明さ」が変化したわけではありません。
そうなると“方向感定まらず”から脱却したと見るのは早計であり、引き続き“レンジ内での揺れ動き”と考えるのが妥当ということになります。
◆ 新たな材料が跳び出さない限り…!?
“綱引き(円⇔ドル)”には決定的な違いが存在しておらず、そうした兆しも現時点では見られていないのが実状です。
そうなると昨日は“巻き戻し”が先行したものの、こうした動きが“継続(さらなる上値追い)”するかは微妙(というか難しい)といわざるを得ません。
そうした中で本日は「週末」に当たり、さらにNYタイムには「PCEコア・デフレータ」の発表も控えています。
“ヘッドライン次第”といった状況は変わっていないものの、本日に関しては“動きづらい”と見たいところです。
、少なくとも“新規のポジション構築”は手控えられるとみたいところです。
“下値の堅さ”は変わらないとの見方を、継続しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.171(2/11高値)
上値4:116.000(大台、+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:115.872(2/15高値)
上値2:115.785(2/16高値)
上値1:115.691(2/24高値)
前営業日終値:115.524
下値1:115.388(2/24安値後の23.6%押し)
下値2:115.222(20日移動平均線、2/24安値後の38.2%押し)
下値3:115.139(日足・一目均衡表転換線)
下値4:115.000(大台、2/24安値後の50%押し)
下値5:114.902(日足・一目均衡表基準線、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、2/24安値後の61.8%押し)
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