北弘電社、今期最終を赤字拡大に下方修正、未定だった配当は無配に修正

配信元:株探
投稿:2022/02/10 15:30
 北弘電社 <1734> [札証] が2月10日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の18.1億円の赤字→28.2億円の赤字(前期は32.7億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を90.7%毀損する規模となった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終損益も従来予想の5.1億円の黒字→4.9億円の赤字(前年同期は28億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は150円)とし、14期ぶりに無配転落する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 通期個別業績予想につきましては、当社ビジネス統括本部内線統括部の太陽光発電所建設工事に関する案件について、軟弱地盤等による太陽光架台設置のための増強工事の費用の発生が見込まれるため、前回予想値の利益に対し減少する見込みです。

 当社は、利益配分につきましては、経営体質の強化ならびに将来の事業展開に備えるため、技術力の強化・技術者の育成及び社内インフラ充実のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。しかしながら、令和4年3月期の業績は上記のとおり大きく落ち込む見込みであることから、誠に遺憾ではございますが、期末配当金の予想を無配へと修正させていただきます。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、来期以降、業績回復に努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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