旭ダイヤ、今期経常を17％上方修正、配当も3円増額

　旭ダイヤモンド工業 <6140> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は24.5億円の黒字(前年同期は6.7億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の27.2億円の黒字→31.7億円の黒字(前期は3.3億円の赤字)に16.5％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.5億円→18億円(前年同期は3.2億円)に33.3％増額し、増益率が4.1倍→5.5倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→19円(前期は6円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は10.8億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.0％→9.6％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第３四半期連結累計期間におきましては、半導体や5G及びスマートフォン関連の需要が好調に推移したことに加え、各国の自動車生産も前年より改善傾向にあり、工作機械の受注や軸受生産が好調に推移したことにより、関連工具の売上は前年同期と比べ大幅に増加しました。2022年３月期の通期の連結業績予想につきましても、引き続き順調に推移する見込みであることから、上記の通り業績予想を修正いたします。

　当社の配当方針は、連結業績に応じた利益配分と継続的な安定配当を基本としております。期末配当予想につきましては、この配当方針に基づき、上記記載の通期連結業績予想の修正を踏まえ、前回発表予想より１株当たり３円増配し、11円に修正いたします。※上記の業績予想及び配当予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。