天竜製鋸、今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も17円増額

配信元:株探
投稿:2022/02/09 15:00
 天龍製鋸 <5945> [JQ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の24.9億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の27.5億円→30.4億円(前期は17.5億円)に10.5%上方修正し、増益率が57.0%増→73.5%増に拡大し、従来の29期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.8億円→14.7億円(前年同期は10.9億円)に24.4%増額し、増益率が8.1%増→34.5%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の120円→137円(前期は80円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比88.4%増の9.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の17.5%→22.4%に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期連結業績予想につきましては、当第3四半期連結累計期間の実績を踏まえ、前回予想より上方修正します。 売上高は、海外経済の回復を背景に金属用チップソー、住宅資材用チップソーの販売が堅調に推移する見通しであり、前回の予想を上回る見込みとなりました。 営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、原材料価格や物流コストの高騰による影響はあるものの、増収効果に加え自動化・省人化設備導入による生産効率の向上、受注増加に伴う工場操業度の改善などにより前回の予想を上回る見込みとなりました。こうした状況を踏まえ、上記のとおり通期業績予想を修正しました。

  当社は、連結配当性向30%以上を配当の基本方針としておりますので、この方針に基づき上記のとおり修正しました。(注)上記の予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,801.0
(11/07)
+11.0
(+0.61%)