サンコーテクノ<3435>は7日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.3%増の135.09億円、営業利益が同11.6%増の11.60億円、経常利益が同11.0%増の11.57億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.5%増の8.07億円となった。「収益認識に関する会計基準」等を第1四半期の期首から適用しているが、同社グループへの影響は軽微であるため、2021年3月期第3四半期に係る各数値については変更ないものとして算出した増減率を公表している。
ファスニング事業の売上高は前年同期比4.6%増の101.98億円、セグメント利益は同17.3%増の14.31億円となった。各種設備工事等の需要は、民間工事は前年を上回ったが、公共工事は前年を下回る水準で推移しており、全体としての需要は少しずつではあるが、回復の傾向が見られる。このようななか、同社の主力製品である、あと施工アンカーの販売は、一部製品の販売価格の改定が進んだことにより、堅調に推移した。また、完成工事高が減少した一方、ドリル・ファスナー製品の販売が増加し、総じて堅調な推移となった。これに加え、新規連結した日本メカニックが収益に寄与した。
機能材事業の売上高は前年同期比0.4%減の33.10億円、セグメント利益は同16.3%減の3.55億円となった。電動油圧工具関連の販売が、海外販売の回復もあり、堅調に推移した。また、電子基板関連、FRPシート関連及びアルコール検知器関連の販売が増加した一方、包装・物流機器関連の販売は減少した。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%増の183.50億円、営業利益が同3.0%増の15.20億円、経常利益が同2.6%増の15.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%減の10.20億円とする期初計画を据え置いている。
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ファスニング事業の売上高は前年同期比4.6%増の101.98億円、セグメント利益は同17.3%増の14.31億円となった。各種設備工事等の需要は、民間工事は前年を上回ったが、公共工事は前年を下回る水準で推移しており、全体としての需要は少しずつではあるが、回復の傾向が見られる。このようななか、同社の主力製品である、あと施工アンカーの販売は、一部製品の販売価格の改定が進んだことにより、堅調に推移した。また、完成工事高が減少した一方、ドリル・ファスナー製品の販売が増加し、総じて堅調な推移となった。これに加え、新規連結した日本メカニックが収益に寄与した。
機能材事業の売上高は前年同期比0.4%減の33.10億円、セグメント利益は同16.3%減の3.55億円となった。電動油圧工具関連の販売が、海外販売の回復もあり、堅調に推移した。また、電子基板関連、FRPシート関連及びアルコール検知器関連の販売が増加した一方、包装・物流機器関連の販売は減少した。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%増の183.50億円、営業利益が同3.0%増の15.20億円、経常利益が同2.6%増の15.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%減の10.20億円とする期初計画を据え置いている。
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