岩谷産、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ

　岩谷産業 <8088> が2月4日後場(13:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比66.3％増の307億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の365億円→430億円(前期は344億円)に17.8％上方修正し、増益率が6.1％増→25.0％増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の199億円→264億円(前年同期は255億円)に32.6％増額し、一転して3.4％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比47.1％増の141億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.7％→6.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　総合エネルギー事業において主力商品であるＬＰガスの輸入価格が上昇傾向で推移しており、売上・利益ともに、当初予想を上回る見通しです。また、産業ガス・機械事業やマテリアル事業について、半導体不足や物流コスト上昇などサプライチェーンにおける懸念材料はあるものの製造業全般の回復基調により好調に推移しており、上記の通り上方修正いたします。