◆ さらに“ドル売り”… - “114円前半”
昨日発表のADP雇用統計は、事前予想を“大きく下回り(予想:+20.7万人/結果:△30.1万人)”ました。
一方で同じく昨日発表の欧消費者物価指数(HICP)は、3ヶ月連続で“統計開始来の伸び率(+5.1%)”を記録しました。
これが金利面でのアドバンテージ低下を招き、ドル円は一時“114.133円”へと値を落としました。
◆ 欧・英次第ではとの懸念あるが…?
本日は欧・英で金融政策が予定されていますので、その結果次第でユーロドルあるいはポンドドルが揺れ動く可能性が否めません。
このためその上値余地次第では、“もう一段のドル売り”が促されてもおかしくないところです。
しかし米金融正常化への思惑がなくなったわけではないだけに、それのみでさらに“ドル売り”が進行する展開は想定しづらい…?
特に現在は前のめり的に進行してきた“ドル買い”が巻き戻されている状況であるだけに、その巻き戻しが一巡すれば必然的に“ドル売り”のリスクが和らぐ可能性は十分…?
“底割れ”となるのは、テクニカル的には1/14安値と1/24安値が並ぶ“113.484/113.470円”です。
そこを割り込みにかかるには、新たなそれもかなりの“ネガティブ”が必要と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.000(大台)
上値4:114.908(1/28~2/2の50%戻し、日足・一目均衡表基準線)
上値3:114.803(2/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:114.726(1/28~2/2の38.2%戻し)
上値1:114.576(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:114.429
下値1:114.324(50日移動平均線)
下値2:114.133(2/2安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
下値3:114.023(日足・一目均衡表先行スパン下限、-1σ、大台)
下値4:113.774(1/26安値、ピボット2ndサポート)
下値5:113.665(1/25安値、100日/20週移動平均線)
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