◆ さらに“ドル売り”が… - “114円半ば”
「米3月利上げ」が完全に織り込まれる中、昨日はさらに“ハト派的”なコメントが流れました。
『現時点で3月の0.50%利上げは好ましくない(ボスティック・アトランタ連銀総裁)』
『3月は0.25%利上げを支持(ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁)』
『米1月雇用統計は強くないと予想(バーキン・リッチモンド連銀総裁)』
過度な“タカ派”姿勢が緩んだこともあり、ドル円は“114.567円”へと値を落とす場面が見られています。
一方で“元々が期待過剰”という面が強く、“ポジション調整”との意味合いが強い状況といえます。
このため下値ではすぐさま“買いの手”が出ているなど、“崩れる”には至っていないのが実状といえます。
◆ それでも“膠着”が基本、“下値の堅さ”が際立つ…?
“ハト派的”なコメントが相次いでいることを考えれば、“新たなドル買い材料”を見つけることは難しいと見るのが自然です。
一方で“ポジション調整”との意味合いが強いことを考えれば、“新たなドル売り材料”を見つけ出すのはそれ以上に難しいと見るのが妥当です。
それでいて“金利上昇→ドル買い”は減退するものの、“リスク回避→円買い”が後退しやすいとなれば…?
ドル買いオーダーが“114.50-30円”に、ドル売りオーダーが“114.80-115.00円”にそれぞれ引き下げられていることは気になりますが、引き続き“下値が堅い”と考えたいところです。
基本的には“114円半ば~後半”の揺れ動きと考えながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.256(1/28~2/1の61.8%戻し)
上値4:115.192(2/1高値)
上値3:115.071(ピボット1stレジスタンス、1/28~2/1の50%戻し)
上値2:115.000(大台、1/28~1/31の38.2%戻し)
上値1:114.908(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:114.698(20日移動平均線)
下値1:114.567(2/1安値、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線、1/24~1/28の50%押し水準)
下値2:114.473(1/27安値、ピボット1stサポート)
下値3:114.315(1/24~1/28の61.8%押し、50日移動平均線)
下値4:114.194(ピボット2ndサポート)
下値5:114.096(-1σ)
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