◆ “ドル買い”継続も、“巻き戻し”先行… - 115円前半
「(日米/米欧の)金融当局の立ち位置の違い」を背景に、“ドル買い”そのものは継続しています。
しかし米経済指標が“好内容”ながらも“事前予想付近”に落ち着いたこともあり、その後は“(週末特有の)巻き戻し”が優勢となりました。
こうして米10年債利回りは“低下(1.85%→1.77%)”、米株式は“反発(NYダウは+564ドル)”を見せる中、ドル円も“115.123円”へと緩やかに値を落としています。
◆ “流動性低下→些細な要因で揺れ動く”は気になるが…?
明日の「ISM製造業景況指数」を皮切りに、今週は週末の「米雇用統計」まで、主だった米経済指標が目白押しのスケジュール感となっています。
一方で「ECB理事会」「BOE金融政策委員会」も予定されていますので、「金融当局の立ち位置の違い」等の思惑が再燃/後退してもおかしくない状況といえます。
そうした中で本日は“(経済指標的に)一段落ちる”といわざるを得ないだけに、どこまで動けるかは微妙…?
本日より「中国市場が休場(春節)」となりますので、“流動性低下→些細な要因で揺れ動く”にはやはり注意しておく必要があります。
特に本日は「月末→実需フロー」が持ち込まれる展開が想定されますので、これが前記イベントを控えた「思惑的なフロー」とぶつかり合う可能性も否定できません。
そうなると“攪乱→揺れ動く”といった可能性もゼロではないということになりますが、前記したように本日は“一段落ちる”のが実状です。
オーダー的には“115.50-70円”にドル売りオーダー、“115.20-00円”にはドル買いオーダーが控えているとも聞き及びます。
“流動性低下→些細な要因で揺れ動く”は気になるものの、本日は“当該レンジ内での揺れ動き(膠着)”を基本に考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.046(1/7高値、大台)
上値4:115.848(1/10高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:115.682(1/28高値)
上値2:115.556(ピボット1stレジスタンス、+1σ、1/28高値後の76.4%戻し)
上値1:115.468(1/28高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:115.214
下値1:115.123(1/28安値)
下値2:115.000(大台、ピボット1stサポート)
下値3:114.908(日足・一目均衡表基準線)
下値4:114.837(1/24~1/28の38.2%押し、20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:114.576(1/24~1/28の50%押し、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線)
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