◆ “ドル買い”継続… - 115円半ばへ
米株式の軟調推移は続いているものの、米10年債利回り上昇は一服しています。
つまり“ドル買い”そのものは継続しているものの、FOMC直後とは様相が異なりつつあると見るのが自然です。
昨日は主に対ユーロで“ドル買い”が進行しましたが、どちらかといえば日米/米欧との「金融当局の立ち位置の違い」を背景にした“円売り/ユーロ売り”が進行したといえそうです。
◆ ただし様相は少し異なる…?
“タカ派寄り”と捉えられたFOMCですが、昨日も記したように「(バランスシート縮小は)国債売却ではなく再投資制限」とされており、「明確な時期/規模」についても明言されることはありませんでした。
そうした中での“タカ派寄り一辺倒”との報道には、やはり違和感が…?
◆ オーダー状況も強固なだけに…!?
オーダー状況を見ると、“115.50-60円”にはかなりまとまった規模のドル売りオーダーが設定されていると聞き及びます。
“115.00-114.80円”までドル買いオーダーが切り上がったことを考えれば“下値の堅さ”は相変わらずといえそうですが、本日は週末に当たります。
昨日指摘した「スポット取引の月内最終応当日」やそれに伴う「実需フロー」はすでに終了しており、さらに「ウクライナ情勢」もまだまだ予断を許さない状況といえます。
「米金融正常化」に向けた動きに変化はなく、引き続き“下値が堅い”が先行しそうな雰囲気はありますが、やはりFOMC直後とは“一線を画す”必要がありそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.046(1/7高値、大台)
上値4:115.848(1/10高値)
上値3:115.676(1/11高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:115.609(+1σ)
上値1:115.488(1/27高値)
前営業日終値:115.365
下値1:115.158(1/27高値後の押し目)
下値2:115.000(大台)
下値3:114.856(20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値4:114.717(1/24~1/27の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値5:114.473(1/27安値、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線、1/24~1/27の50%押し)
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