洋機械、今期経常を38%上方修正、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2022/01/26 15:30
 東洋機械金属 <6210> が1月26日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は14.7億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に浮上して着地した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の12.5億円の黒字→17.3億円の黒字(前期は1億円の赤字)に38.4%上方修正した。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.4億円→9.2億円(前年同期は3.8億円)に2.1倍増額し、増益率が17.2%増→2.4倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→25円(前期は5円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.6倍の6.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.3%→7.6%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期の連結業績予想につきましては、当第3四半期連結累計期間の実績を踏まえ、前回予想から上方修正いたします。売上高は、海外経済の回復を背景に成形機の需要が堅調に推移したことから、前回予想を上回る見込みとなりました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、長期化する部材供給不足に伴う生産制約や海上運賃値上がりの物流費コスト増の影響があるものの、売上高の増加により、前回予想を上回る見込みです。(注)上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束するものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

  2021年12月24日に公表した「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」でお知らせしたとおり、当社は資本コストを意識した経営を更に進めていくことにしました。具体的には、有利子負債の活用と株主還元の強化を図ることで、BS(貸借対照表)の再構築を検討していくものです。今回の配当予想の修正は、当該財務戦略を実践するものです。<2021年12月24日公表の「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」>https://www.toyo-mm.co.jp/wp-content/themes/toyomm/pdf/fia/prime20211224-1.pdf
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