リスク回避の中、ドル円は狭い範囲での推移続く 明日のFOMC結果待ちの雰囲気も=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/01/26 01:09
 ドル円は先ほどから買い戻しの動きが出ており、114円台回復をうかがう動きが出ている。きょうも市場はリスク回避の雰囲気を強めており、為替市場はドル買いが優勢となっている。米株も再び急落して始まり、ダウ平均は一時800ドル超下げ幅を拡大する場面も見られた。しかし、前日同様に下値では値ごろ感からの買戻しも見られ、下げ渋る動きも見せる中で、ドル円も下げ渋っている状況。

 ただ、ドルと円とが同方向に動いていることから、全体的には狭い範囲での推移が続いている状況に変化はない。ウクライナ情勢が緊迫化しているほか、きょうからFOMCが始まり、明日の結果待ちの雰囲気も強まっている。

 市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。

USD/JPY 113.93 EUR/JPY 128.46
GBP/JPY 153.62 AUD/JPY 81.33

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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