ドイツPMIはサプライチェーンのボトルネック緩和の兆候を示す=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/01/25 00:41
 ユーロドルは先ほどから買い戻しが出ており、1.13ドル台に戻している。ただ、市場がリスク回避の雰囲気を強める中、ユーロドルは依然として上値が重く、1.12ドル台に下落する場面も見られた。今週のFOMCやウクライナ情勢を巡って為替市場はドル買いの動きが優勢となるな中、ユーロドルの上値は重い。目先は昨年末から年初にかけてサポートされた1.12ドル台後半から1.13ドルちょうどの水準が維持できるか注目される。

 ただ、ユーロ圏経済に明るさも見られている。この日発表のユーロ圏とドイツの1月のPMI速報値で製造業の指数が前回および予想も上回る強い内容となっていた。特にドイツでは製造業のサプライチェーンのボトルネックがさらに緩和の兆候を示しており、年内の回復が期待される。ただ、仕入れ価格の高騰はなお続いていることから、企業にとってはコスト上昇への懸念は残る。

【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI・速報値(1月)17:30
結果 60.5
予想 57.0 前回 57.4

ドイツ非製造業PMI・速報値(1月)17:30
結果 52.2
予想 48.0 前回 48.7

ユーロ圏製造業PMI・速報値(1月)18:00
結果 59.0
予想 57.5 前回 58.0

ユーロ圏非製造業PMI・速報値(1月)18:00
結果 51.2
予想 52.0 前回 53.1

EUR/USD 1.1309 EUR/JPY 128.86 EUR/GBP 0.8397

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)