豪ドルが軟調、対円は一時８１円台割れ＝ロンドン為替

豪ドルが軟調、対円は一時８１円台割れ＝ロンドン為替

　欧州株が大幅安となる中で、リスク動向に敏感な豪ドルが下落している。豪ドル円は一時80.99レベルと、81円の大台を割り込んだ。昨年１２月２１日以来、約１カ月ぶりの安値水準となっている。豪ドル/ドルは一時0.7126レベルと、昨年１２月２２日以来となる約１カ月ぶりの安値水準となっている。欧州通貨で下げの目立つポンドと比較してもやや豪ドル売りが優勢となっている。

　欧州株はユーロストックス５０指数が２％超安となっている。ＮＹ原油先物は週明け早朝に８６ドルを付けた後は売りに押されており、足元では８４ドル台後半へと下押しされている。米早期利上げが警戒されているほか、ウクライナ情勢の緊迫化が地政学リスクともなっている。きょうは、英国がウクライナ・キエフから一部大使館スタッフと家族を退避、と報じられている。

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