午後:債券サマリー 先物は小反発、日銀会合の結果待ちで動意薄

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/01/17 15:40
 17日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発。きょうからあすにかけて開催される日銀金融政策決定会合の結果待ちといった様相で、動意に乏しい相場展開だった。

 前週末の一部報道をきっかけに日銀の金融政策正常化を巡る思惑が浮上するなか、日銀会合の結果を見極めるまでは積極的には動きにくく、債券先物は前週末の終値を挟んで方向感なく推移した。前週末14日の米長期債相場は米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げ観測などから反落(金利は上昇)したが、東京市場への影響は限定的。この日は日銀の国債買いオペが行われ、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率は1.81倍(前回は2.15倍)、「同3年超5年以下」は1.92倍(同3.28倍)、「同5年超10年以下」は1.92倍(同2.14倍)、「同25年超」は3.15倍(同2.63倍)となったが、相場の反応は薄かった。

 先物3月限の終値は前週末比3銭高の150円83銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べ横ばいの0.145%だった。

出所:MINKABU PRESS
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