天昇電 Research Memo(6):年間3円配当を継続、還元増は業績飛躍後の見込み

配信元:フィスコ
投稿:2022/01/07 16:36
■株主還元策

天昇電気工業<6776>は、2016年3月期までの9年間は業績が不振であったことから無配を続けていたが、2017年3月期から年間3円の配当を継続しており、2022年3月期も年間3円の配当を継続する予定としている。キャッシュ・フローの水準からは増配余地もあるが、まずは非自動車分野の投資を積極的に行う計画となっている。同社は、竜舞プラスチックの子会社化に加えて米国子会社の天昇アメリカコーポレーション(現 Sanko America Corporation)が45億円の設備投資を行う計画を発表した。これにより同社の事業は大きく拡大する見込みである。株主への還元増加は、今回の投資計画が進捗し業績が飛躍した後になると思われるので、今後の動向が楽しみである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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