キユーピー、前期経常を一転2%増益に上方修正、配当も2円増額

配信元:株探
投稿:2021/12/27 15:00
 キユーピー <2809> が12月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年11月期の連結経常利益を従来予想の286億円→296億円(前の期は289億円)に3.5%上方修正し、一転して2.1%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の134億円→144億円(前年同期は176億円)に7.5%増額し、減益率が23.8%減→18.1%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の45円→47円(前の期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当連結会計年度における当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の制限や国際的な穀物相場高騰の影響により先行き不透明な状況が続いていますが、営業利益の増加に加え、減損損失の計上が減少することや投資有価証券の売却益の増加などにより、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を上回る見込みであることから、当期の連結業績予想を上記の通り修正しました。(注)・上記の連結業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後さまざまな要因によって変動する可能性があります。・2021年11月期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前期実績(2020年11月期)に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。

  2021年11月期の期末配当予想につきましては、上記のとおり通期業績予想を修正することに伴い、期末配当金を前回予想より2円増配し、1株当たり27円に修正いたします。 これにより、すでに実施した中間配当20円と合わせまして、年間配当金は1株当たり47円となる予定です。  なお、当社は配当金を最優先とした株主還元を行うことを基本に、中期経営計画ごとに設定する方針に基づいた株主還元を行っています。また、安定した配当の継続をめざすとともに、株価動向や財務状況などを考慮しながら、必要に応じて自己株式の取得・消却を検討しています。 2024年までの中期経営計画の配当金の決定に際しては、1株当たり年間配当金45円以上を前提に、連結配当性向35%以上を基準とするとともに、4年間累計の総還元性向で50%以上を目安とします。 (注)上記の配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後さまざまな要因によって変動する可能性があります。
配信元: 株探

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