<動意株・24日>(大引け)=MTG、出前館など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/12/24 15:06
<動意株・24日>(大引け)=MTG、出前館など  MTG<7806.T>=大幅高。SMBC日興証券が23日付で目標株価を2000円から2300円に引き上げており、これが材料視されているようだ。投資評価は「1」を継続した。同証券がMTGの中長期の業績ドライバーとして注目する革新的な新製品の収益寄与について、前21年9月期は新製品のブランディングや新たな販売手法などが奏功し販売力が向上したという。22年9月期は60アイテムの新製品(前期38アイテム)上市を予定していることから、同証券では中長期の高成長が継続する蓋然性が高まったとみている。

 出前館<2484.T>=堅調。同社はZHD傘下で、飲食店出前仲介サイト「出前館」の運営を手掛ける。コロナ禍に伴う外出自粛を受けたデリバリー需要増加を背景に業容拡大を続けているものの、先行投資負担が重く、今年に入り同社株は調整を余儀なくされていた。ただ、昨年3月の急落局面以来の水準まで下落したことで、調整一巡感が意識されやすい状況にある。こうしたなか、同社は23日にセイノーホールディングス<9076.T>と業務提携を発表、配達エリアの拡大や日用品・食料品のデリバリー展開を加速させていく方針を示しており、今後の展開を期待した買いが入っているようだ。また直近、ドイツの料理宅配大手デリバリーヒーローが日本事業から撤退することが伝わっており、出前館をはじめとする同業各社には追い風になるとみられている。

 マイネット<3928.T>=底値圏離脱の動き。23日の取引終了後、ブシロード<7803.T>が配信するスマートフォンゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(通称「スクスタ」)の運営契約を締結したと発表しており、これが材料視されている。同社は21日、スマートフォンゲームの運営契約の締結と運営移管について発表し、その際、ゲームタイトルについては非開示としていたが、「スクスタ」であるという。同社では、同タイトルの21年12月から1年間の売上高を20年12月期連結売上高(115億3300万円)の10%に相当する額以上を見込むが、これによる上乗せ分は21年12月期業績予想に織り込み済みとしている。

 ローランド ディー.ジー.<6789.T>=急動意。23日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を438億円から453億円(前期比30.2%増)へ、営業利益を54億円から63億円(同12.6倍)へ、純利益を34億円から39億円(同15.5倍)へ上方修正し、あわせて20円を予定していた期末配当予想を60円に引き上げたことが好感されている。コロナ禍における各種規制の解除により経済活動の正常化が加速するなか、同社の事業分野でも設備投資需要が高い水準で推移していることに加えて、引き続き経費抑制に努めたことが要因としている。なお、年間配当は100円(前期10円)となる予定だ。

 グローバルウェイ<3936.T>=急伸。23日の取引終了後、暗号資産「タイムコイン」売却益1224万4000円を22年3月期第3四半期累計業績に営業外収益として計上すると発表しており、これが好感されている。なお、同件による通期業績予想への影響は軽微としている。

 REXT<7697.T>=大幅高。同社はRIZAPグループのワンダーコーポレーション、HAPiNS、ジーンズメイトの3社統合で発足した会社で衣料、雑貨、ゲームなどを販売している。足もとの業績は厳しく、株価も今月2日に最安値を形成するなど低迷が続いていた。そうしたなか、23日取引終了後、保有する固定資産の売却による特別利益の計上に伴い、最終損益の大幅上方修正を発表した。従来予想は8000万円の赤字予想だったが、一転して5億1000万円の黒字に修正しており、これが株価を強く刺激する格好となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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