◆ “円売り”目立つも… - 114円前半
「新型コロナの変異株(オミクロン株)」への懸念は根強いものの、昨日は『オミクロン株の重症化リスクは低い』との報道が相次ぎました。
このため“リスク回避姿勢”はさらに緩んでおり、“リスク通貨買い+逃避通貨売り”が優勢となる中で“円売り”が目立ちました。
一方で“ドル売り”も同様に進行しているため、ドル円の動意そのものは限定されています。
昨日発表された米経済指標は“好内容(GDPは+2.3%/消費者信頼感は+3.9の115.8等)”でしたが、反応は乏しく、“114円前半”から抜け出すことはありませんでした。
◆ 今年のスケジュール感を踏まえれば…?
こうしてクリスマスに絡んだ“手控え(様子見)”は、佳境を迎えつつあります。
特に今年のクリスマスは“土曜日”に当たりますので、明日24日は“米国休場(振替休日)”というスケジュール感です。
つまり本日の「米経済指標(PCEコアデフレータ等)」を終えれば、実質的には「クリスマス突入」ということになります。
そうなると取引参加者はさらに減少し、流動性低下も加速度的に進行する展開が懸念されるところです。
流動性低下時の特徴といえば、“全く動かない”or“些細な要因で動意づく”のいずれかというのが常です。
基本は“膠着(揺れ動き)”との見方は変わりませんが、“さらなる反発(上方向)”への期待を持ちながら、神経質なマーケット対峙したいところです。
崩れる展開は期待薄と見ますので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.812(11/24~11/30の76.4%戻し)
上値4:114.727(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:114.561(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:114.366(12/22高値、11/24~11/30の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:114.189(+1σ)
前営業日終値:114.116
下値1:114.023(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:113.948(12/22安値、ピボット1stサポート)
下値3:113.847(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
下値4:113.704(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:113.553(12/21安値、20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
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